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MDA テクノロジー・フォーラムとは
ITビッグバンのもたらしたもの:“インテグレーション・クライシス”
巨大銀行の合併にともなうシステム統合に関連した最近の事件は、すべてのIT関係者に深刻な衝撃を与えました。問題は、システムの統合というレベルよりは、<ビジネスの統合><ビジネスとシステムの再統合>ということから生じています。そして、従来のソフトウェア開発の方法と体制では、このようなプロジェクトに適切に対処することはできません。異なるアプリケーション、システム環境の統合、多様で動的な協調という困難な課題を、基幹的なビジネスの安定を損なうことなく、早期に達成する知恵がもとめられているのです。 そうした課題を担う第一の責任は、ユーザーにあります。ベンダーは最良の処方箋を提案することが期待されますが、扱うものがユーザーのビジネスである限り、どのユーザーにも通用する処方箋はありえず、また結果を受け容れることになるのはユーザーだからです。ユーザーのIT担当者は、変化を繰り返す無数の技術オプションのなかから、堅牢で拡張性のあるアーキテクチャを実現できる最適な組み合わせを選択しなければなりません。 モデル主導の展開に確かな指針:MDA
このような未曾有の混沌の時代に立ち向かうには、ビジネスとシステムをつなぐ部分で、確かなエンタープライズ・アーキテクチャを設計し、その上で必要な技術やサービスを使っていくほかはありません。これは、実装技術主導で行われることが多かった従来のシステム開発のパラダイムを180度転換することを意味しています。OMGのMDA(モデル駆動型アーキテクチャ)は、まさにこうしたニーズに対応し、モデリング主導のシステム開発、およびライフサイクル管理を実現するための参照アーキテクチャです。 ![]() 「駆動」という言葉には、「まずモデルを定義することで、特定言語や製品へのマッピングは自動的に決定され、さらにシステム管理、インテグレーションもモデルを中心に行うことが可能になる」という意味が込められています。MDAが目的とするのは、以下のような事柄です。
なぜ、いまMDAか?
MDAは、2001年3月の正式発表以来、大きな反響を呼びました。これはMDAが、1990年代以降のIT技術の展開とユーザーが抱える問題に対応し、またこれからのコンピューティングの発展方向に合致していたためです。MDAアプローチは、IBMやマイクロソフト社を含むほとんどのソリューション・プロバイダー、システム・ベンダー、ツール・ベンダー、コンサルティング会社、そしてロッキード-マーチン社やボーイング社、フォード社、ウェルスファーゴ銀行などの有力ユーザーにより強く支持され、推進されています。すでに数多くの製品や実現事例が存在しており、それらを利用することにより、ユーザーはいまからMDAと取り組むことが可能です。 MDAのすべての要素が完成し、ソフトウェアの開発と管理の全プロセスをサポートするようになるためには、さらに5年以上が必要かもしれません。しかし、MDAの完全な成熟と完成を待ってからでも遅くないと考えるのは間違いです。それは、MDAは基本的にはユーザーの側の技術であり、ユーザー主導でビジネスとITを統合するための技術であるからです。2002年には2002年の、2010年には2010年のMDAがあるのです。グローバルな競争のリーダーたちが続々とこのアプローチを採用している理由がここにあります。競争は待ってくれません。 モデル駆動の実践への第一歩:MDA テクノロジー・フォーラム
MDAテクノロジー・フォーラムは、内外第一線のアーキテクト、エンジニア、コンサルタントなどを講師として招き、OMG標準技術を、現実の様々な技術テーマとの関連で取り上げ、開発事例、製品化、標準化動向、問題提起など、多様な情報の提供/交換を図っていく場として企画されました。OMGの場でMDA関連技術の開発や普及、実践に携わっている世界のアーキテクトに、質問をぶつけることができます。月1回、年10回のシリーズとして構成され、参加者は<MDAメーリングリスト>を通じて、情報の入手や交換を行うことができます。 本フォーラムが取り上げるMDAの要素技術(標準仕様)は、以下のように広汎なものがあります。これらはオープンなアーキテクチャを構築するのに必要な要素です。 <MDAコア技術標準>
他方、アプリケーションを開発するためには、上述した標準技術以外に、リアルタイムやセキュリティ、モバイルといった機能技術、およびJ2EEやSOAP、802.11といった実現技術が必要です。前者はビジネスの要求と結びつき、後者は多様な製品として展開しています。本フォーラムでは、MDA標準技術と機能技術、実現技術の関係の中から、現時点でのモデル駆動コンピューティングの実践の方向を明らかにしていきます。 |
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