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第6期第1回 MDAテクノロジー・フォーラム(MTF) :プログラム
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10:00-10:50
Keynote
「MDAのループを完成させるモデル駆動テスティング」
ソフトウェア開発の最も弱い環は、つねにテスティングだった。機能設計と機能テストに開発時間の大半を費やす工学の原則に反し、伝統的にソフトウェア技術者は、ユニットの構築あるいは実装(コーディング)に精力を集中してきた。橋梁や土木工学の技術者が実装(工事)ではなく、設計(そして単体テストと結合)を徹底して行うのに対し、ソフトウェア「技術者」は部品作りに夢中になり、後のことは(統合テストは言うに及ばず)インテグレーションで面倒を見てくれることを期待している。ひと月かけて部品をこしらえ、1日で組み立てようとするソフトウェア技術者がいても驚かれない。ソフトウェアは全く工学とは違う世界なのである。
モデル駆動アーキテクチャ(MDA)は、ソフトウェアエンジニアリングに対し、設計からの構築という古典的な工学的原則の視点を提供する。MDAがさらにソフトウェア・プロフェッショナルに提供するのは設計からシステムそのものを生成する(土木技術者もうらやむ)能力であり、自動であれ手動であれ実装を検証する能力である。
OMGのMDAの一部は、医療、通信、内部統制などの特定分野に必要とされるハイレベルの標準であるが、UML Profile for Testing (U2TP)や現在進行中のテスト/デバッグモデルはあらゆる分野のソフトウェア技術者に役立つものである。本講演では、MDAの背景を概観するとともに、システムのテスティングを総合的にサポートすることによってMDAを完成に導くOMGの活動についてお話しする。
リチャード・マーク・ソーリー Ph.D.
オブジェクト・マネジメント・グループ (OMG) 会長兼CEO
11:00-11:40
「SOAのためのテスティング環境」
SOAベースの開発が増えている中、ビジネスモデリングからシステムテストまで、ライフサイクル全体にわたる品質管理とサービスのテストが重要になっている。本セッションでは、システム開発に携わる組織の中の品質管理部門、開発標準やSOAを促進するチーム、テスト技術者をおもな対象に、技術と実践について詳しく解説する。
小野塚 荘一
日本アイ・ビー・エム(株) ラショナル・テクニカルサポート&サービス
主任ITスペシャリスト
11:40-12:10
「Eclipseの単体テスティング環境」
MDAによる、PIMとPSMのマッピング、PSMとPSM間のトランスフォームの実現は、システム開発、メンテナンス業務におけるシステムレベルでの品質を大きく向上させる。逆にこれらの手法を効果的に用いるためには、PSMでモデル化される個々のコンポーネントが高い品質を持つことが必須となる。本セッションでは、このPSMで表現される単体レベル、コードレベルの品質維持に注目し、Java言語における単体テストの動向を解説する。
安竹 由起夫
アジターソフトウェアジャパン(株)
シニアソリューションコンサルタント
13:10-14:20
「形式手法によるモデルの検証」
複雑で大規模化したシステムにおいて見過ごした不具合が流出し、企業にとって大きなダメージを与えるケースが増加している。最終的なテストで不具合を検出するだけでなく、原因となる「曖昧な仕様」を排除し、「仕様の検証」を実施することで品質を向上することが重要になってきている。本セッションでは、形式手法の概要を紹介するとともに、形式手法をどのように利用することで、効率的にソフトウェア品質を向上できるのかを紹介する。(参考:@IT 組込開発 掲載記事
「いまさら聞けない 形式手法入門」
阿部 功二
(株)CSKシステムズ 製造グループ
第3開発部 第2開発課
14:30-15:40
「企業力強化のためのテストの役割と意義」
ビジネスの変化や環境に俊敏に対応し、企業の競争力を高めるためにITの品質・コスト・スピード(QCD)が求められる中、これらのバランスを最適に保ち、いかに効率の良いテストを実施するかが重要な課題となっている。本セッションでは、「効率の良いテストとは」を明確に定義し、開発ライフサイクルの中における「テスト」をより実践的な見地から、特に「テスト計画」に重点をおき、「テストフェーズ全体像」を紹介する。
小崎 将弘
日本ヒューレット・パッカード株式会社
ソフトウェア統括本部
ソフトウェアソリューション技術本部 技術第3部 部長
15:50-17:00
パネルディスカッション「モデル駆動テスティング環境の構築へ向けて」
テスティングはいまだに日陰者のように扱われる一方、世界最大のソフトウェア輸出国インドでは、高収益のビジネスとして自立しつつあるという。テスティングが機能するには上流の要求、設計に始まる開発プロセスの確立と表裏の関係にあり、またQAの地位はプロジェクト管理、総合的品質管理のバロメータともいえる。ビジネスがサービスを介して「ソフト化」し、またものづくりも「ソフト化」するなかで、QAがユーザーのビジネスの死命を制した事例は、これからますます増加しようとしている。
こうした過酷なニーズに応える、新しいテスティングの環境は、新しい開発のライフサイクルと並行して、段階的に構築していくほかはないだろう。本パネルでは、以下のようなテーマを中心に議論していく。
−問題提起:テストとテストエンジニアの現状─日本とアメリカ
−ライフサイクルにおけるテストエンジニアの役割
−SOAにおけるテスト・ニーズとQAの体制
−テスティング技術(環境/方法論)発展の現段階と展望
−その他(リクエストによる)
パネリスト:リチャード・マーク・ソーリー/
小野塚 荘一/安竹 由紀夫/阿部 功二/小崎 将弘
モデレーター:鎌田 博樹 (オブジェクトテクノロジー研究所)
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