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レポート
[ 日本初のレポート ]
モデル駆動組込み標準
 
第6期第2回 MDAテクノロジー・フォーラム(MTF) :プログラム


9:30 -  受付開始
9:50-10:40
「エンタープライズ・アーキテクチャに"エンタープライズ"を組込む」
 サービス指向アーキテクチャ(SOA)はソフトウェア業界の今年の流行語だが、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)の観点から明確に定義され、価値ある議論が展開されることは少ない。この言葉が色あせ軽んじられるようになる前に、SOAへの移行や、EAの原理のどこに価値があるのかについて認識を一致させておくべきだろう。またこの飛躍をどう実現するか、いかに価値あるものとするのかについても合意を形成しておく必要がある。SOAコンソーシアムは、EAやBPMその他のコンセプトとの関連において、SOAをビジネスの機動性を高めるための価値あるビジネス戦略であると大胆に規定した。OMGはサービスのためのモデリング標準策定を進めている。本講演では、モデル駆動アプローチでシステムを構築する一つの方法として、SOAコンソーシアムの活動内容とサービスモデリングにおけるOMGの取組みとの関係を明らかにする。
リチャード・マーク・ソーリー Ph.D.
オブジェクト・マネジメント・グループ (OMG) 会長兼CEO
11:00-12:10
「SysMLによる複雑な製品開発のためのシステムエンジニアリング」
近年、製造業ではグローバルな競争の熾烈化、製品の複雑化が進む中で、世界的に分散した設計・製造チームや仕入先を管理する製品開発工程全体の改革が緊急課題である。システムエンジニアリングという分野は、製品の複雑さを扱う方式として知られているが、これはメカトロニクスのような、複数の設計領域にまたがる開発が必要な製品設計に対し要件を満たすことを目標とする。しかしまだこうした作業を支援する仕組みは確立されていない。モデル駆動型システム開発というアプローチは、ソフトウェア開発に属するモデリング手法を、航空機や自動車の製品開発に応用するものである。OMGのSysMLは、複雑なシステム開発に対し、システムエンジニアリングのプロセスにモデル駆動型システム開発のアプローチを適用することを目標としている。
本講演では、システムモデリング・アプローチが要求される産業や製品を説明し、この開発手法を導入する際の問題点を検討する。さらにシステムモデリングのメリットを調査し、具体例を紹介する。結論として、このようなアプローチを実現するための現実的なツール環境を説明する。
(※ 日本語の講演です)。
ローラン・バルメリ Ph.D.
日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所
リサーチスタッフ
13:10-14:20
「化学プロセスの設計と支援環境 - Global CAPE Open (GCO)プロジェクトにおけるモデリング」
化学プラントのライフサイクルの最上流に位置する化学プロセスの設計において、技術開発や設計の効率化、生産最適化の加速を図ることが求められてきている。かかる状況のもと、CAPE-OPENプロジェクトおよびGCO(Global CAPE-Open)により化学プロセスの設計を支援する環境を構成する関連要素技術間のインタフェースがプラグ&プレイ方式で標準化された。さらに、本標準を広く展開するための国際協力組織(CO-LaN)がヨーロッパで組織され、本格運用・保全が行われている。
本講演では、化学プロセス設計を支えるGCO標準について概説し、化学プロセスの設計を含む化学プラントのライフサイクルを支えるデータモデルについて紹介する。
岡田 宏
日揮株式会社 エンジニアリング本部 情報技術部

14:35-15:45
「アーキテクチャ設計モデルとDSLモデル駆動開発 - 両者を組み合わせたソフトウェアプロダクトラインのアプローチ」
本講演では、ソフトウェア開発の生産性と品質を大幅に改善するソフトウェアプロダクトラインにおけるアーキテクチャ設計、コア資産の管理、プロダクト製造におけるモデル駆動開発を、モデルの定義、利用、管理の側面でとらえ、UML、フィーチャモデル、DSLの組み合わせたアプローチを解説する。マイクロソフト社のSoftware Factoriesでの位置づけ、ソフトウェアプロダクトラインの開発手法、最新動向、課題などとの関連にも触れる。アーキテクト、モデル設計者、プロジェクト管理者などを対象とする。
萩原 正義
マイクロソフト(株) デベロッパー&プラットフォーム統括本部
Software Architect
16:00-17:00
「複合システムの最適化への挑戦 - システムアーキテクチャからSoSまで」
産業や業種の垣根を越えたバリューチェーンの再編成が進行するとともに、ハードウェアとソフトウェア、生産と販売など、ほとんどあらゆる分野で、隣接する異種システムを複合したシステムの最適化が普遍的な課題となっている。「全体最適」という言葉も使われるが、工学的にはプロセスを飛ばして「全体最適」というのは不可能で、たんなるお題目になっては逆効果でもある。ここでは、航空機産業を中心に、ビジネスと製造・運用を含む「システム」概念の拡大と、それを支えるエンジニアリング、テクノロジー、市場の動向をみていきたい。モデル駆動エンジニアリングの動向のレポートとなることを意図している。
鎌田 博樹
オブジェクトテクノロジー研究所 代表取締役
『オブジェクト・レポート』編集長

※ プログラム内容は変更される場合もございます。