ローカライゼーション/翻訳
テクニカルコミュニケーションで解決すべき課題
モノではなくコンセプトから出発するソフトウェア技術情報の翻訳は、「テクノロジーのローカライゼーション」として取り組む必要があります。つまり、社会全体が新しい概念、方法論、技法、ツールに習熟し、創造的応用を通じて独自化するプロセスとして考える必要があるということです。そうしたプロセスを前進させるために、重要な情報の日本語化を優先して行い、それを必要とする読者に届ける必要があります。
従来、技術の普及においては、専門情報誌と広告、展示会とセミナーが大きな役割を果たしてきました。しかし、インターネット時代に入って情報提供手段が多様化した結果、読者が対価を払って入手する有償情報と、広告主が対価を払う「無償」情報のバランスが崩れています。
新しいソフトウェア技術は、実装(ツール/エンジン)よりもコンセプト、アーキテクチャ、モデルがより重要になり、テクニカルコミュニケーションはより難しくなっています。ベンダー各社はホワイトペーパーを重視するようになってきました。しかし、大量に英語で発行されるホワイトペーパーの中で、日本語に翻訳されるものは一部に留まります。
理由としては、(1)高い品質が求められるため、翻訳・編集のコストが高く、(2)技術的内容が多く随時更新が必要、(3)公開・配布サービスのコストも高い、(4)ターゲットのリストが整備されていない、などが障害になっていると考えられます。
TechTrans Initiativeは、これらの問題を、皆様とともに解決していきたいと考えております。
OTIのTechTrans Initiative:トータルソリューション
Webがもたらした情報空間は、ソーシャルネットワーキングを中心とするWeb 2.0へと進化する中で、情報の発信者と受信者、コラボレーションを行うメンバーを結ぶ新しいコミュニケーションの可能性を産み出しています。しかし、従来の情報ビジネスモデルと価格体系にそぐわないために、ほとんど未開拓となっています。
TechTrans Initiativeは、発信したい情報をお持ちの企業に、迅速・安価・高品質・高機能なサービスをご提供することを目ざします。そのため、高度なテクニカルコミュニケーションに必要な総合的環境を、迅速かつ安価に整備し、翻訳を除くほとんどのサービスは無償ないし実費に近い形でご提供します。
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サービス体系は下記のとおりです。ひとつからでも、全体にわたる形でもご提供可能です。
1. 出版品質での翻訳/ローカライゼーション:ドキュメントからサイトまで
ドキュメントからウェブサイト全体の日本語化(日本語ページ/サイト構築)まで、ニーズに応じた翻訳サービスをご提供します。弊社スタッフのほか、ITの実務経験者による質の高い翻訳・チェック・用語統一などが可能です。(有償)
2. 迅速・安価な制作:DTP/HTML
翻訳されたドキュメントを、希望によりDTP(指定形式およびPDF)あるいはHTML形式で制作します。弊社あるいはご指定のスタイルシートにより、迅速・低価格・高品質をお約束します。(有償)
3. 出版/DM
ドキュメントは、弊社のオンライン・ニューズレター『オブジェクト・レポート』に無償で掲載。Email配信により、関心を持つ登録者にも通知されます。(基本無償)
4. ライブラリで整理/提供
ドキュメントは『オブジェクト・レポート』上で整理・分類され、長期間にわたり読者がアクセスできるようにします。(無料)
5. インタラクション:レスポンスの収集、評価など
読者の反応を収集するためのウィジェット(JS-Kit製)を取付け、評価、要望、コメントなどを収集します。(無償)
6. 修正・更新にも対応:ライフサイクル管理
ドキュメントにはライフサイクルがあり、修正・更新・廃棄などの取り扱いが必要とされるものがあります。これらのニーズにも無償ないし実費のみでご対応します。
総合サポート:グループウェアの共有で発注者・翻訳者・編集者の協働環境
公開(出版)に至るプロセスは、異なる専門家の人手がかかっていました。OTIはすべてのノウハウと経験を有しており、さらに発注者とグループウェア環境を共有します。
ITインテリジェンス・ギャップ
情報技術関係の文献が爆発的に増加している中で、日本語で得られる情報は逆に、割合も質量も年々低下しています。とくに専門情報については深刻で、「大きな書店に行っても、書棚にある一番難しい本ですらその分野の入門レベルでしか」ない、と言われています。また、グローバルなテクノロジーメディアやベンダーのウェブサイトでみても、日本語情報はさびしいものです。その結果、次のような問題が生じています。
- 日本だけが、国際的な技術/市場動向から取り残される
- 新しい技術、製品の普及に、他国より余計な時間がかかる
- 専門家、顧客、海外とのコミュニケーションが妨げられる
平均的な日本人が英語に不自由しないようにならなければ、日本語情報の不足は、日本の技術水準の低下、世界市場でのパフォーマンスの低下と結びつくでしょう。ハイレベルの技術者は、英語での情報収集に不自由を感じないとしても、経営者やマーケティング担当者、メディア、ユーザーなどは、日本語でなければ受け付けません。
オブジェクトテクノロジー研究所(OTI)は、日本におけるITの普及に責任を持つ者として、これまでも危機感を持って可能な限りIT文献の翻訳をボランティアで行い、Object ReportやOMGのサイトに掲載してきました。それらは多くの方々にご利用いただいておりますが、いかんせん蟷螂の斧、焼け石に水の観がなきにしもありません。産業社会におけるITの重みが、そしてITにおけるソフトウェアの比重がますます高まる中で、世界の最新技術の情報が、エンジニアや一般社会に十分に共有されないという状況は、なんとしても改善していかねばなりません。
OTIの翻訳実績
オブジェクトテクノロジー研究所は、その前身である創研プランニング(1980-2000)、OMGジャパン(2000-2001)の時代を通して、情報技術のさまざまな先進分野のローカライゼーションと取組んできました。私たちのアプローチは、ドメイン(問題領域)、スタンダード(技術標準)、アプリケーション(応用/実装)の3つの次元で、複眼的にITを捉え、バランスをとりつつ進めていくというものです。
- 標準仕様書・標準技術解説書:CORBA、UML 2.0等OMG標準技術ドキュメント多数、Business Rules Groupなどの基本ドキュメント
- 新コンセプト解説書:Business Engineering with Object Technology (D. Taylor)、Object-Oriented Analysis & Design (A. Todd, ed.)、OMG White Paper、SysMLチュートリアルなど。
- アプリケーション関連ドキュメント:各社テクニカルペーパー翻訳多数
- ウェブサイト・ローカライゼーション:JS-Kitなど
- 雑誌論文翻訳:BPTrends、SD Times、DSP Designline、DSP-FPGA.comなど
- マーケティング資料
これまで取扱った分野:
- ワークフロー、オブジェクト分析、分散オブジェクト、ビジネスモデリング、データベース
- DTP、電子出版、電子情報サービス、ビジネスインテリジェンス、eコマース
- システム工学、BPM/BRM、ロボット工学、ユーザーインタフェース、Webサービスなど
お問い合わせ
TechTrans Initiativeについてのお問い合わせは下記までお願いします。
Email:tech [at] otij.org