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OMG Technical Meeting 情報

サンディエゴTCミーティング( 2007年3月26日 - 30日 ) 見どころ-(1) :
分析/設計タスクフォース (ADTF)
2007年3月8日
オブジェクトテクノロジー研究所

1. 分析/設計タスクフォース(3月28日)

 ADTFは、何よりもUML仕様を策定したグループとして知られており、モデル駆動アーキテクチャ(MDA)の基盤をなすモデリング仕様を送り出しています。議長(OMGは2人制)は、ジェームス・オデールとIBMのジェームス・アムスデン。サンディエゴミーティングのアジェンダによれば、主な議事は次のようなものです。
  • Executable UML Foundation に関する作業の進捗報告(ブラン・セリッチ)
  • MOF 2.0 Facility/Object Lifecycle RFP に関する修正提案
  • SMOF (MOF Support for Semantic Structures) RFP に関する初期提案
  • BPDM for SOA に関するプレゼンテーション(コーリー・カサネーブ)
  • TOGAF/MDA Synergy プロジェクトに関する概要(ジュディ・セレンジア)
  • UMPSメタモデルに関するプレゼンテーション(ジム・アムスデン)
  • Services Lifecycle に関するプレゼンテーション(ヨギッシュ・パイ)

 Executable UMLは、組込みシステムの設計に使用されるUMLのサブセットを定義するもので、スティーブン・メラーやブラン・セリッチが中心的に推進しています。この分野でのUMLの効果的な普及を促進するものとして期待されていますが、現在はブリュッセルTCにおける修正提案(一本化)に向けた作業が進められています。(メンバーは提案内容を入手することができます)。
 MOFはMDAの陰になって支える中核技術ですが、モデリングに盛り込まれる内容の豊富化に対応して、現在様々な拡張作業が進められています。それらは既存の仕様に差分的な拡張を上乗せするもので、独立した仕様ではありません。
 Facility/Object Lifecycleは、他のRFPがカバーしている機能を提供する「ファシリティ」と通信し、管理するための機能を独立させたものです。一方、SMOFは、MOFインスタンスにメタクラスを追加・削除する機能を与えるもので、MOF2 Core、MOF2 XMI、MOF2 IDL、UML2 Infrastructureを更新することにより、実現しようとしています。
 BPDMは、後述するように、プラットフォームに依存しないビジネスプロセスのメタモデルを提供し、言語(UML/BPMN…)間の変換や実行言語(BPEL…)へのマッピングを可能とするための重要な仕様で、BMIDTFで修正提案名なされることになっていますが、データアクセス社のコーリー・カサネーブが発表するのは、BPDMをSOA環境で使用する上での拡張の必要性を述べるものとなるのでしょうか。2月12日、大手ユーザーやベンダー団体を主体とするSOAコンソーシアムが発足しましたが、このコンソーシアムの事務局を担うOMGでは、SOAに関する取組みを強めています。中心的な仕様となるとなるとみられるのがUPMS、つまりUML Profile and Metamodel for Services (UPMS) RFPで、IBMを中心に初期提案の作成が進められています。ジム・アムスデンのプレゼンテーションは、提案の骨子を明らかにするものとして注目されます。
 同様に注目されるのは、SOAのサービスライフサイクルに関する、BEAのヨギッシュ・ペイ(AquaLogic Composerのアーキテクト)のプレゼンテーションでしょう。ペイは『SOA実践ガイド』(SOA Practitioners Guide)の共著者として「サービスライフサイクル」の執筆に関わっています。SOAの成否はサービスのモデリングとその管理にかかっているわけですが、これまで(長期的には前者より重要である)ライフサイクルについて具体的に論じたものはあまりなかったように思います。ちなみに「ガイド」は、SOAに関する共通認識を高めるべく、昨年9月に10名のSOA専門家によって書かれ、同じく8名によってレビューされたという、計130ページあまりのブックレットで、ビジネスとITにまたがる問題を明快に整理しているもので、SOAの基本文献といっても差し支えないと思います。
 TOGAFはオープングループ(TOG)のアーキテクチャ・フレームワークで、モデル駆動の具体的方法論を規定しています。TOGAF/MDA Synergyは、両者の協力関係をより密接にするためのものです。

■ADMインフォメーション・デー
OMGでは、Architecture-Driven Modernization (ADM)というコンセプトのもとに、モデルベースでレガシー・マイグレーションを実現するための標準を2年ほど前から開発しています。サンディエゴTCでは、2日間にわたるワークショップを開催し、システム現代化の事例、標準化の現状と展望などを中心に議論され、製品やサービスを一挙に紹介します。このテーマでの大規模なワークショップは、TCでも初めてのものとなります。

<第1日>:2007年3月27日 / 9:00-16:45
挨拶:リチャード・ソーリーOMG会長

  • 1. 「基調講演:QUALCOMM社のプロジェクト事例」
  •   スティーブン・フレイザー QUALCOMM社
  • 2. 「ADMのロードマップとシナリオの概要」
  •   ウィリアム・アーリック タクティカルストラテジー・グループ社長
  •   タスクフォースの活動の概要、様々な移行(モダナイゼーション)シナリオとADMの7つの標準
  • 3. 「Natural/ADABASのEGL/DB2への移行」
  •   マイケル・ヴァーガ IBM社コンサルティングITスペシャリスト
  • 4. 「ADM標準に関するパネル:4つのADM標準を中心に」
  •   - Knowledge Discovery Meta-Model (KDM)
  •   - Abstract Syntax Tree Meta-Model (ASTM)
  •   - Software Metric Meta-Model (SMM)
  •   - Analysis Package
  • 5. 「ソフトウェア品質保証における現代化の役割:Software Assurance Ecosystem」
  •   KDMアナリティクス社CEO ジェナーナ・カンパーラ
  • 6. 「事例発表パネル:分析/リファクタリングのケーススタディ」
  •  既存システムの分析とリファクタリングに成功した事例と討論
  • 7. 「事例発表パネル:トランスフォーメーション」
  •  既存システムのターゲット・アーキテクチャへの変換
  •  ビジネスルールとデータマッピング、Eclipse MoDiscoプロジェクトなど
  • 8. 「パネル:ADMの将来:ADM標準とOMGの他の標準との連携」

<第2日>:2007年3月28日 / 9:00-19:00
現代化ソリューション:ソリューション紹介とデモ

  • 1. 「イントロダクション/ツール・フレームワークの概要」
  • 2. ソリューション紹介
  • ウィリアム・アーリック タクティカルストラテジー・グループ社長
  • ユニシス社、キャスターテクノロジーズ社、KDMアナリティクス社、ソフトウェアレヴォリューション社、リラティビティ社、IBM社、eCubeシステムズ社、ブルーフェニックス社、EDS社、オラクル社、
  • 3. 懇親会

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