OMG 技術
- BPMN (Business Process Modeling Notation)
OMG/BPMI Business Process Modeling Notation (BPMN)
BPMNの実装
2007年2月26日現在、42の実装製品がBPMNをサポートしており、4つが計画中です。製品についての情報は、こちらをご覧ください。
憲章
標準的なビジネスプロセス・デリング表記法(BPMN)は、ビジネスユーザーが、図解表記法で自ら関与するビジネスの進行を理解し、それによって組織全体がこれらの手順に関するコミュニケーションを標準化された形で行うことを可能にする。さらに、図解表記は、組織間にまたがるパフォーマンスの調整や業務処理の理解を促進し、それにより組織自身や業務担当者がプロセスを理解し、新しい内部プロセスやB2Bビジネス環境に迅速に対応できるようにする。
BPMNの仕様
BPMN 1.0: OMG最終採択版、2006年2月6日 (PDF 2,968K) [英]
BPMN 1.0: 2004年5月3日版 (PDF 2,705K) [英]
BPMNに関する文献
BPMN表記法の図形
- BPMNの中心的要素
- BPMNの全要素
- アクティビティ (Activity)
- イベント (Event)
- ゲートウェイ (Gateway)
- 接続 (Connection)
- 構造物 (Artifact)
- スイムレーン (Swimlane)
BPMN FAQ
BPMNとは
ビジネスプロセス・モデリング表記法(Business Process Modeling Notation, BPMN)は、ビジネスプロセスのステップを表現するための図解表記法です。BPMNは、ビジネスプロセスの端から端までを表現します。この表記法は特に、プロセスの進行と、関連する一連の活動に関わる様々なプロセスの間で交わされるメッセージの配位結合を定義するものとして開発されました。
なぜBPMNは重要なのか
ビジネスプロセスの世界はこの数年で劇的に変化しました。プロセスを、組織の境界の背後から、中から、あるいは組織にまたがる形で協調させることが可能になったのです。そのためビジネスプロセスの参加者も増え、調整もますます複雑になっています。BPMNが生まれる以前、こうした問題を扱えるような標準的モデリング技法は存在していませんでした。BPMNは、ビジネスユーザーに無料で使える表記法を提供するために開発されました。これはちょうど、UMLがソフトウェア・エンジニアリングの世界を標準化したのと同じ恩恵を、ユーザーにもたらすことになるものです。今後、ユーザーがビジネスプロセスの改善のために利用できるノウハウを提供するトレーニングコースや書籍が登場してくることが期待されます。
BPMNは誰が使うのか
BPMNはビジネスユーザーからプロセスを実装するIT技術者まで、幅広く使われるように考えられています。ビジネスユーザーは、BPMNのビジネスプロセス図を容易に理解できます。また実装技術者は、コンピュータシステムに実装できるように、ビジネスプロセス図を詳細化することができます。このように、BPMNは、ユーザー、ベンダー、サービスプロバイダーが、ビジネスプロセスに関する標準的なコミュニケーションを行えるように開発されています。
UMLをすでに使っている人にとってはどうか
統一モデリング言語(UML)は、オブジェクト指向のアプローチを採用してアプリケーションをモデル化しますが、BPMNはプロセス指向でシステムをモデル化します。BPMNが対象とするのはビジネスプロセスですが、UMLの対象はソフトウェアの設計ですから、この2つは競合するものではなく、システムに対して異なる視点で見たものを表現しています。
BPMNとUMLは相互に互換性があります。ビジネスプロセスモデルは、必ずしもビジネスプロセス実行言語を使ってプロセスの自動化を実装する必要はありません。その場合、ビジネスプロセスやそれに関係する要素は、UMLのユースケース図や振舞いのモデルにマッピングすることができます。こうしたマッピングについては、ホワイトペーパーを発行する予定です。
改訂はあるか
少なくとも2,3年以内にはありません。
技術的質問 : BPMNとBPELとの関係は
BPELは、XMLを使ってビジネスプロセスを記述する言語で、ほとんどのタスクはプロセスと外部のWebサービスとの相互作用として表現されます。BPELプロセスはそれ自身が一つのWebサービスであり、記述されたプロセスを実行するBPELエンジンが、ビジネスプロセスを実現することになります。他方、BPMNは、ビジネスプロセスを図形で表現するための標準規約です。それはプロセス内部の進行と独立したプロセス間の通信を、多彩なプロセスフローのセットとして視覚化するために開発されました。それはプロセスの記述を自動実行可能にする上で必要な詳細情報を取り込むように作られています。BPELは現在、実行言語として最も重要なものと考えられていますから、BPELへの変換はBPMN標準の中で規定されています。但し、BPELで記述できるプロセスのトポロジーには一定の制限がありますから、BPELには変換できないプロセスをBPMNで書く可能性はあります。また、アドホックなサブプロセスのような若干のコンセプトは、BPMNでは表現できても技術的な実装がまだ対応していない可能性があります。